空中に張った送電線を支える鉄塔を送電鉄塔と言います。送電鉄塔の基礎から組立、送電線を鉄塔に架けるまでを行います。

近年は老朽化した鉄塔の立替だけでなく、カーボンニュートラル実現のため、メガソーラーや風力発電所への接続需要から、新しい鉄塔の建設も増えています。

送電鉄塔に昇って、鉄塔や送電線の点検を行います。送電鉄塔には100以上の鉄骨と、その数倍のボルトが使われていて、錆びやボルトの緩み等がないか確認します。

また、送電線には雷や風雪等による停電を予防するために様々な対策が施されており、点検で設備の健全性を確認します。

送電鉄塔に昇って、部材の交換や塗装といった補修作業を行います。

送電鉄塔は日差し（紫外線）、地震、強風、豪雨等により次第に劣化します。送電鉄塔の維持には今後も定期的な点検・補修が不可欠となっています。

送電鉄塔の土台となる基礎や敷地のコンクリート工事、フェンスの設置や防草シートの敷設等、送電鉄塔に付帯する土木工事を行っています。

山間部に建てられた送電鉄塔は、道路から山道を通って徒歩で移動します。定期的に送電鉄塔までの道を除草し、明瞭で歩きやすい道を維持しています。

また、送電線に樹木が伸びて接近しないように伐採作業も行います。

送電鉄塔を新たに建設する際の調査や、送電鉄塔に支障となる物がないかパトロールを行っています。

送電線にクレーンや樹木が触れると電気がストップしてしまうので、パトロールも電気を安定して送るためには欠かせない業務です。